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その3ということで今回は「開脚が苦手な人あるある!」といきましょう!

開脚を行う時は固いと思わないこと。「私固いんですよね・・・」は言わない方が良い!

「私固いんですよね・・・」 さぁ、始めましょうというと大体こういうセリフが出てくるものですが、実はここにすでに問題があります。そう、自分で自分の身体は固いものだという強烈な思い込み、観念がある。そうなると人っていうものは、もうそのようにしか動かないし、どこか無意識のところで体にストップをかけるような事をしてしまうものなのです。

つまり、そう口にすることで意識や全身にそういう指令が出てしまうので、「ほらこんなに硬いでしょ!」というような動きやポースが完成形、フィニッシュになるのですね。そしてどこかに「ほら嘘じゃないでしょ」と言う空気さえ流れるものですが、「自分がうそつきではない」と言う事を証明するために開脚をするわけではないので、目的意識をしっかりもって「そういう観念から解放されるために」運動していきましょう。

ギャーギャー言わずにサッとやる。痛みや妄想を膨らませない、時間を費やさない。

それでもやらなきゃいけないのでやっていきますと、次に「痛~い」「イタタタ・・・」という声が出ますね(笑。これは私も経験がありますが、何か言いたくなるというか、そういう言葉で何かを紛らそうとしたり、周囲にアピールするようなところがあるのですね。

でもこれもホントのホントのこと言えばそれほどでもないのに、それらがいつの間にか得体のしれない苦痛という妄想になってる場合がある。一種の被害妄想的なものでしょうか、いわゆる「幽霊の正体見たり枯れ尾花」(幽霊かと思ったらススキの穂だった:そう思うとそう見えて仕方ないけど実態は平凡なものである)という言葉のまんまです。

痛みや苦痛がいつしか暴走していないか? 声を上げればあげるほど「気」という世界観からは遠のきます。

「ちょっと待って・・・」と時間稼ぎしてなかなかやろうとしないのも同じですよ。(笑

開脚が上手な人は気持ちよさそうにやる。まじめな顔してしまうとNG!

いい顔してますね!

いい顔してますね!

あとは顔つき。ここがけっこう大事なポイントです。上手な人は気持ちよさそうに行いますが、下手な人は苦しそうか、あるいは真剣になりすぎて目が怖いという感じになるものです。

観念とか、思考やらの支配から抜けていくのが導引体操・開脚の目的地ですが、いつしか開脚をマスターするという征服・制覇感、コンプレックス克服みたいなものがメインにならないようにしたいものですね。

「開脚め~!」とか、「くそ~、これぐらい耐えてやる」とか、「早く終わらないかな~」などなど、見ていると心の声が聞こえてきそうですが、どういう顔つきになってるかで、どこにたどり着こうとしているのかわかりますよ。(笑

 

まとめますと・・・言い訳、アピール、時間稼ぎ、表情が硬い・・・そんなところです。

~つづく~