気功には「調身」「調息」「調心」という言葉があります。
「調身」とは姿勢、所作、動作を正しく整えること。
「調息」とは呼吸を整えること。
「調心」とは心の動きを落ち着かせ、安定させること。
そしてこれらは全て繋がっており、
正しい姿勢があって初めて呼吸が整い、
正しい呼吸になって初めて心が整う・・・という所なのですね。
ですからこの考えに基づけば、
いくら心を落ち着けようとも呼吸が乱れていては心は落ち着かず、
いくら呼吸を落ち着けようとも、姿勢や所作が乱れていては、
呼吸は落ち着かないのです。
世にいう達人や、威厳のある人、風格のある人というのは、
やはり姿勢が美しい、また決まっていると思いませんか?
何か人と違うなぁという感じは、
その姿勢から来る呼吸であり、その心、
そしてまたそこから来る波動やオーラといったものが雰囲気となって表れているからでしょう。
逆に言えばそこらへんがずれていると、
波動や雰囲気も平凡、または雑、怪しげ・・・ということなのかもしれませんね。
見落としがちな「姿勢」って、
実は大事なんですよっていうお話です。(笑