中心気功では腰木を使ったり、
また椅子に座った状態などでも腰を反って呼吸をしますが、
この状態で呼吸をしますと、たいていお腹がぐるぐる動いて来たり、
また「キュー」というようなかわいらしい音を腸内でたてだします。(笑
これは横隔膜をはじめ、腹部あたりの呼吸筋などが活発になり、
腸を刺激するからですが、こうなってくると、
体内ではセロトニンがたくさん生成され、だんだん気持ちが良くなってくるものです。
セロトニンは心を穏やかにしたり、感情の暴走を中和してくれる働きがありますが、
体内のうち全体で脳が5パーセント、腸が90%近くの生成を担うとされており、
やはり丹田(腸付近)というものをしっかり鍛え上げていく「腰の反りでする呼吸」というのは、
「心を鍛える」上でも理にかなっていると言えるでしょう。
セロトニンは「ほわ~」と気持ちをなだめるようにしてくれます。
ですから、この感じは「睡眠」「ストレス」にも良い影響を及ぼしますので、
ふだんから丹田呼吸が身についてくると、
良く眠れない、またイライラする・・・ということからもだんだん無縁になってきますね。
豊かな人間性を目指すなら、丹田呼吸で、
セロトニンを増やしましょう!
開発すべきは脳(思考)ではなく、腹(意識)ですョ!