人と比べるよりも、結婚が自分にとってどういうものなのかを明確にしていく方が大事!

前回は結婚したいならば「結婚」というエネルギーが強い人と仲良くしたり、そういう人に対し尊敬の念を抱くことが大事ですよというお話をしました。 反対にねたんだり、「ふん!」という気持ちがどこかにあると、恐ろしいことにだんだん結婚から縁遠くなってしまう・・・と言う事もお話ししましたが、エネルギーというものは見えないところでしっかりとその様な法則的な運動をしているのですね。

周りがどんどん結婚していけば、それは多少焦りが出てきたりしますので気持ちも不安定になりますが、そこはやはり人と比べるものではないという所で、自分にとって結婚というものがどういうものなのか?また何を大事にして決めていけばいいものなのか?を常日頃から意識しておく事が大切になってきます。

またそういう気持ちでいる人とそうでない人は「現状」というものに見えてくるものも違ってきますね。 周囲が結婚していくことで差を感じてしまい劣等感を抱く人になるのか、あるいは周囲が結婚していくのを見て「私もいよいよそういう時期に来たんだなぁ」と盛り上がってくる人になるのか・・・この辺は以前お話した通り、外に求めて不足を感じるのか、内側にあるものを感じ準備をしだすのかの違いなんだと思います。

ねたむ人、やっかむ人はだんだん欲張りになる。

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そうなんです、そういう気持ちが強くなると、あれも欲しい、これも欲しい!こうじゃないといや!ああじゃなきゃダメ!となるものなのです。「欲しいものは手に入れるものだ」という感覚に振り切ってしまっているので、見るもの、聞くもの、次から次へと欲しいものや条件などが出てくるのですが、不足感を埋め合わせるためだけに気持ちを入れ込んでしまえば余計に自分を苦しめることになります。

呼吸はすべての基本!結婚にもそれは言える!

ここで呼吸というものを考えてみてください。空気、酸素が欲しいということで吸い続けるとどうなります?・・・今度は吸えなくなって苦しくなるでしょう? それって「欲しい欲しい!」となってだんだん身動きが取れなくなって苦しむのに似ていませんか?

ですから、どうすればいいかといえば、今度は息を吐いてやる必要がある訳で、吸ったものをまた吐いてやり、空っぽになった状態から今度はまた吸ってやるのですが、ここで言えば吐くということは「与える」とか、「緩める」、あるいは「あきらめる」という感覚もあるかと思いますが、そういういわば「捨てる」とか「引き算的行為」が必要なのですね。

ちなみに呼吸という言葉がありますが、息を吸う事は「吸気」、吐くことは「呼気」といいます。 「吸う」はそのままでわかりやすいですが、吐く方は「呼ぶ」と書きます。 そう、息を吐くことは次の「吸う」を呼ぶ行為であり、呼べば来るし、呼ばなきゃ来ないと言う事なのです。

人間ですから多少はいろんな感情が湧くのは仕方がないのですけど、それ一辺倒にならないようにすることが大事。 欲しい欲しいって口で呼ぶより、吐くこと、与える事、寄りそっていくことしなきゃダメなんですね。

吸うよりも吐く方が楽と言う事で、欲求を満たしていくよりもその執着を捨てる方が疲れない・・・そこに潜在的なものを引き出す秘密がありますね。

~つづく~