気の習得のながれについて

10月に入り、季節的には秋のはずなのですが、なんとなくジメジメ蒸し暑いような感じがしてますね。夏がまだグズグズ尾を引いてるような感じですが皆さんいかがお過ごしでしょうか? 秋からの新規生徒さん募集ということで当社の各ホームページからも告知をさせて頂いておりますが、こちらの方へもお問い合わせや募集もあり、今後また賑やかになっていくんだなと感じております(笑。

さてこちらの方は気功なので大まかに気の習得の流れというものを説明していきたいと思いますが、まずは皆様方におかれましては気功を習うと言う事で何かしらの目標とか、テーマなどを持っていることと思います。

「健康になりたい」「人を治せるようになりたい」「呼吸法を学んで精神統一、心が安定するようになりたい」「いろんなことが知りたい。今までの人生を変えていたい」・・・など他にもたくさんあるかともいますが、まずそういうものを明確にしておくと継続する意志は持ち続けられますので、なんとなくのその先にぜいひとも確かな芯みたいなものを定義付けておいてください。

①自分の身体や意識というもののサビをとる。

まずおそらく普通の方は自分というものはしっかり認識してると思いますし、自覚もあると思いますが、気の習得という点においては今のそれでは不十分だと言う事を知る必要があります。当たり前になった今の感覚というのは自分のくせで固められた感覚と言う事で、そういう偏った体の使い方や考え方、感じ方などにまみれてしまっていると言う事をまずは知り、そしてじっくりとそういうものを取り除いていく修練をしていきます。

それにいいのが導引体操であったり、中心ダンス、八段錦、太極拳腰木を使った丹田呼吸などですね。これらのものにはいずれも「正しい型」というものがありますが、その型どおりにいかに正確にできるかという所がポイントで、ズレがある人ほど難しく、ついつい自分のクセがその動きやフォームに表れてきます。

WE6A9408基本的にどのメニューにおいても気功ですから「呼吸」と「姿勢」と「動作」というものが一致していないと〇とはいきませんが、これにはやはりじっくりと時間をかけて自分の身体や心の声などと向き合っていくことが必要となります。

・「これぐらいいいや」とすぐに適当になるくせ。
・わずかな痛みなのにを全身で大げさに感じてしまうくせ。
・初めから無理だ、固いと思い込むくせ。
・言われた通りにやらず自分流に変換してしまうくせ。
・なにかといいわけつけるくせ。
・まじめになりすぎて自分の殻にこもるくせ。
・できないとすぐにいじけるくせ。
・人と比較して優劣を意識してしまうくせ。
・すぐに焦ったり緊張したり強引になるくせ。
・とりあえず形だけは取り繕おうとするくせ。

あちゃ・・・と思う方多いですかね?(笑。でもこういうことに気づき、段々なくなっていくと呼吸と姿勢と動作が一致して波動(気)も出てくるわけです。

「気」は全てに共通している。

荒井義雄先生DVD「宇宙の光」より

気というものは本来そこに満ち満ちているもの。それは外だけにあらず、自らもそういう仕組みで出来ているのでありますが、いつからか経験を積み、考え癖、思い癖、固定観念などでそれが見えなくなったり、感じられなくなってしまったのですね。 もちろん生きていくためにはある程度そういうものにもお世話にならないといけない時期もあったわけですが、今人生や日常を振り返り何かしらの違和感を感じたのならば、そういうものは返してまた新たな人生を始められれば良いと思います。

気の習得その①としてはまずはサビに気づき、そのサビと向かい合い、取り除いていくこと。そう考えますと、そのような大切なこと気づかせてくれる材料の一つとして困難とか、病気とかトラブル、悩みなどを感じるのかもしれません。 そういう風に客観的にみられるようにまずはなっていきましょう。