先日、中心気功の生徒さんから日常が忙しいし、

やることや追われることも多く感じ、気持ちが追い付いていきません・・・というご相談を受けましたが、

実はそういう時こそ、あえて修練に時間をしっかりかけてほしいものなのですね。

 

気とかエネルギーのことがわかってくると、

いかに「追われてることや予定をやればいいってもんではない」ということが見えてきますし、

 

浮ついたり、あせったまま事を受け入れようとすると、

誤解したり、ミスをして余計自分を追い詰めるような環境を形成してしまうので、

「まず、しっかり地に足をつける(グランディング)」ということを大切にするようになるのです。

 

昔からよく言われている「腰を据えて」とか、

「腹が据わっている」という表現は、「意識」が丹田に落ちているという意味で、

自分の世界観(頭、記憶、妄想、幻想)から離れ、

宇宙観(ハラ、丹田、真実、現実の世界)でまっとうに生きよ!という意味です。

 

追われているもの、焦り、不安・・・それらは妄想、空想です。

真実や真理ではないのです。

 

日々の修練は心身の柔軟性を高めることと、

そのようなしっかりとした「意識」を高める、根付かせるためにあります。

 

ふわふわ、ふらふらと目先のことばかりにとらわれずに、

しっかりとした「自分の中心」「グランディング」といものを基本に、

日常というものを成り立たせていくことを第一に意識することが大切ですね。

 

「やり通す」という一念であり、意志が必要です。