丹田呼吸に興味あり!腰の反りに驚きを隠せない!

2016年 ドイツでのワークショップも無事終了しまして、帰国してひと段落という感じですが、今回好評で次回もぜひという声が多かったので、次回は11月にまた同じくドイツのポツダムにてワークショップを開催する運びとなりました。 こういうものはお互いの共鳴なのでしょうね。 そこにお互いが何かしらを感じたからそういう声が出て、そういう流れになっていくのだと思います。

ucsc potsdampots (9)今回のセミナーでは皆さん、丹田呼吸に興味を持たれていまして、また特に荒井式中心気功の特徴でもある腰の反りというものに注目が集まっているようでしたが、西洋には腰を反るという習慣がほとんどなく、それでは腰を痛めてしまうのでは?という意見をお持ちの方がやはりいらっしゃったのですね。 もちろんこういう意見の方は日本でもいらっしゃいますが、日本には古くからの伝統で腰文化というものがあり、何事でも基本は「腰を入れて」とか「腰を据えてじっくり」とか言いまして、いわゆる腰は鍛えていくものという考え方が一流どころの一つの証、目安となっているとお話しさせていただきました。

腰に神宿る!中心は腰ができていないと無理。

正しい気を出すには「緊張や無駄な力を抜き、呼吸によって」が基本となります。「しっかりとした芯がありつつ、その他には余計な緊張が一切ない」そういう姿が理想です。そのためにはやはり姿勢ができていないと困難であり、腰や丹田に中心がしっかりと出来ていなければ、余計なところに緊張が走ったり、左右前後などのアンバランスが生まれてしまい、力は抜けてこないのです。深い腰はその中心をしっかりと作るために反るのであり、そこがしっかりと出来ていていれば凛とした美しさを持ちながらも力強い清らかな呼吸となるのです。「腰に神宿る」そういう言葉が修行の世界にはあるぐらいです。

「腰を鍛えろ!と言っているのは、おそらく日本とここポツダムだけだと思います!」 そういったら皆さんにウケました。(笑

膝痛や腰痛は30~40代ぐらいからテコ入れをしていければ最高!でも50代60代でも遅くはない!

40013062436_1806351519595197_1770354379341107227_n今回参加された方だけではなく、ドイツの方はみな足が長く、腰の位置も高いようでした。それゆえに足や膝、また腰を痛めてらっしゃる方が多く、杖を使ってる人も日本に比べると多かったような印象があります。ですからみなさん特に開脚(両足を180度追加く広げてお腹を付ける)をワークでやる際にはとても苦手という顔をされてらっしゃいましたが、これは私も経験があるのではっきりと言いますが「力を抜いて、息を吐きながら丁寧に行う」ことで必ずできるようになります。

700WE6A1340段階を経て、それぞれ痛みだったり違和感なんかも感じたりするのですが、それでも基本に忠実に決して無理はしないように継続していくことが何よりも大切です。もちろんこの事は腰木などを使い深い腰を作っていく時も同じで、皆さん最初はそういう壁を経験するものですが、やはりある意味の開発、修正である訳ですから、そこはそういったサビが出てこない方がおかしいわけなんですね。

そういう意味でもなるべくならサビつきの早い段階で、気を通し柔らかくしていくことで、将来、腰痛や膝の痛みなどに悩まされることは防いで行けると思いますし、また50代60代の方でも無理なく継続していくことでかなりの症状の緩和、あるいは改善が期待できると思います。

手遅れになる前に少しづつでも継続していくこと。
大切なことなのでもう一度言いますが「力を抜いて、息を吐きながら」が基本です。