「中心ダンス」で左右のバランス、中心感覚を養う!

導引体操が終わりますと続いて「中心ダンス」です。このメニューは体の各関節や部位を緩めたり、柔軟性を高めることと、バランスを整えること、そして体の重心をしっかり取ることや、中心感覚を鍛えるために行います。音楽を合わせリズミカルに体を動かすことにより楽しくトレーニングすることができますが、このメソッドは荒井先生がエジプトに行った際に、地元のベリーダンスをみて考案されたそうです。

荒井式中心気功ではバランスというものを見られます。左右対処であるか?、中心がとれてるかどうか?などをとくにみられますが、この中心ダンスではそれが顕著に表れまして、そこが出来ていないときれいに踊れないし、やっていても疲れてしまうのですね。

基本となる立ち方は左右の足が平行に立ちますが、これも基本ができてない人は足の向きがバラバラ・・・。癖のある方にどうしても偏りが出来てしまうわけですが、ここからしっかり正していくことで正しい姿勢が出来上がっていきます。

左右対称でバランスよくが基本です!

左右対称でバランスよくが基本です!

上達する人はきちんとこちら(指導者)を見ている!

中心ダンスは体を緩めていくことに重点をおきます。と言う事は筋肉や緊張でやっていてはダメと言う事になり、やはりこれも呼吸が大事になってきます。そしてその目安となるのがみぞおち、横隔膜の部分と言う事でここが硬い人はなかなかうまく踊れないのですが、このあたりの柔軟性も、継続して正しく指導を受けきちんとやっていけば自然と身につくようになっています。

指導していて気づくことは、上手くなる人、正しくできるようになる人は、必ず指導者の方をきちんと見て言われた通りにやっていると言う事です。反対にいつまでも上手くならない人、効果が出ない人というのは、きょろきょろ周囲を見て散漫、あるいは自分の世界に入って、勝手なスピードでやっていたり、左右逆にやっていたりしてメチャクチャだったりしていますね。

習い事の基本はなんでもそうでしょうが、しっかりと指導者のアドバイスを聞き入れることです。そのためには謙虚に素直になることでしょうが、目安として「自分は思ってるほど出来ていない」という感覚を持つことでしょうね。 そういう意味では慣れてきたあたりが要注意ということになるでしょうか・・・?

~つづく~