荒井式中心気功の特徴の一つとして「深く大きな腰の反り」というものがあります。

 

これは仰向けになり、腰木というものをへその裏にあて、

丹田呼吸を繰り返し修練することにより、その反りは出来上がっていくものですが、

 

腰が立派なものに仕上がってくると、丹田に力がみなぎり、

意識も腹に落ちてきてまさに「腹の座った精神」で生きられるようになります。

 

自律神経も安定し、幸せホルモンのセロトニンも大量に出てきますし、

適度なドーパミンもでてきて物事に「意欲的」になりますね。

 

細かなことにびくつかない・・・ぶつぶつ言わない。

気力がみなぎり、迷いもなく、意志も強くなる。

調和を大切にし、時には優しく、時には厳しく人に接するようになる・・・。

 

要するに宇宙とつながりだすので、

潜在能力が開花して来たり、意識が拡大し「直観力」が増してくるのですね。

 

通常人間は頭に意識があり、思考や感情を自分としていますが、

頭は記憶(第六チャクラ:阿頼耶識)に繋がっていますから、

ふだん日常で感じて認識したものは「それが何であるか?」と記憶と絡ませ思考し、

様々なイメージを膨らませ、その妄想に様々な感情を抱いたり、何かと揺さぶられているのです。

 

そういうものに支配をうけないためには、「丹田:腹」を開発していくこと。

 

丹田は宇宙意識に繋がり、そこは万物共通の偉大なる意識・光ですから、

揺さぶられることもなく、ピタリとブレのない自分とつながるのですね。

 

悩みの多い人は記憶(頭)とつながっている。

愛と調和に満ちた人は宇宙意識(丹田)とつながっている。

 

体をしっかり作っていかなくては、なかなか波動は変わってこないのです。

 

波動が変わってこなければ日常も変わってこない・・・そういうことです。