①自分の心身のサビに気づきそれを取り除いていく。
「気の習得の流れ」ということで前回は、①自分の心身のサビに気づきそれを取り除いていく。と言う事でお話ししました。 まずは自分がさびていると言う事を知ることが大切なのですが、それに効果的なのが導引体操やら丹田呼吸などの各メニューであり、それをいかに正しく行えるかが一つの目安となってくる・・・というお話でしたね。
もっとも各メニューは気功の修練メニューなのでただ見た目だけを完成させるのではなく、そこにちゃんと気(意識)を通わせてるか?波動が出てるか?という所も目指して行っていく必要があり、そこはきちんと先生にチェックしてもらう必要がありますが、そう指導された時にそこを素直に受け入れるかというところが実はなにより一番大事なポイントであります。
②「気を出す」「気を練る」 いかに上質で宇宙性の気が出せるかどうか?
サビを取るというのはどの段階に行っても、やはりそこが基礎の基礎です。 そして次のステップとして出てくるのが、「気を出す」「気を練る」ということになりますが、いわゆる呼吸法となり、正しい呼吸によって気を出していきます。そうしますと体が熱くなって来たり、手からビリビリしたものを感じて来たりしますが、こういうのも修練を重ねてより上質な宇宙性のものにしていくのがポイントですね。
このレッスンをいたしますと、だいたい皆さんものすごく緊張した顔をされて、力を入れてエイッという感じでやられるのですが、実はそういうのはNGです。 肩や腕、特に上半身の力は抜いて、あくまでも腰、丹田だけで呼吸をしていくのが理想であり、実は最も難しいところですが、これも毎日繰り返し行う事で誰でもきちんと行えるようになってきます。
気をわからなくしているシステムに注目する!
気というのは前回もお話しした通り、すでにそこにあるものであります。ということは「何もしなくてそこにある」と言う事で、逆に人は何かしてしまっているからそれにきづかないし、それを扱えないと言う事になりますね。となれば「そうしている何か」を止めるなり、捨てるなりしなくてはいけないわけですが、それが上記の呼吸法のアドバイス「特に上半身の力は抜いて」の理由です。
上半身の無用な力を抜いて、腹・丹田だけで呼吸をしていく様になれるのはかなりの修練を必要としますが、そういうことが出来るようになるにはやはり体が出来てこないといけません。各呼吸筋のサビがとれて柔らかくなってこないといけませんし、深い腰の反りが作れるように骨盤回りや腰周辺の骨格も歪みやアンバランスが矯正されてこないといけません。そしてそのためにどうしていけばいいか?と言う事をレッスンでは生徒さんそれぞれのレベルに応じてレクチャーしていっておりますのでご興味をお持ちの方はご入門をお待ちしております。