スイッチが入ったままでは消耗が激しい!
前回は頑張りすぎの現代人は横隔膜がカチコチに硬くなってしまっているというお話でした。それで頑張る事は大切なんですけれど、「頑張るか?頑張らないか?と言う事が頑張るというスイッチは入ったままで強か弱かになってしまっていませんか?それではなかなか副交感神経にスイッチは切り変わらず、結果的にエネルギーも消耗してしまうので本来の潜在能力の発揮はできませんよ」・・・という内容でしたね。
それで大事になってくるのが「力を抜く」という概念で、言い換えればスイッチオフとなりますが、こうなって初めて思考や緊張、執着が止まり、副交感神経優位状態がやってきてバランスが整うようになってくるのですね。荒井式中心気功ではこの「力を抜く」という概念がとても大切になってきますが、皆さん日頃から力を抜くということ意識したことありますか?
「力を抜く」これが実は難しい!
この「力を抜く」というのはとてもレベルの高いところまでありまして、ただ単に自分の感覚で力を抜いていると思っても実は随分とまだ無用な力み、緊張が入ったままとなっているのが普通です。体のどの部分に於きましてもどうしてもそこに意識が向きすぎてしまい、こわばったままになってしまっているものなのですね。そしてまた「手を抜く」と言う事とも違いまして、ただいい加減にやる気をなくすわけでもないのです。
中心気功のメニューには力が抜けているか?を試すメニューがいくつかあります。それで授業ではそういう事も体感していただき、いかに自分が力が張ったままになっているかと言う事を確認していくのですが、共通して言えることはまず何かしらに付けて皆さん「構える」と言う事をしてしまっているということでして、それゆえにうまく結果が伴わずに「むずかしい~」となってしまいます。
何かにつけて構えすぎ!?
ここで出てきたキーワード「構える」ですが、「構える」というのは何かあった時にさっと対応できるようにという意味ですが、これはすなわち緊張状態を意味します。ようするに”ready”ということで大なり小なりの臨戦態勢になってしまっているのですが、自律神経で言えば交感神経優位で「力を抜く修練」と言う事を既に構えてるのです。この辺は実は皆様が普段の生活でも「休む」ということを”ready”していたとしたらどうでしょうか?・・・やはり休めきっていないと言う事になりますね。
「力を抜く」で奇跡が起きる!「力を抜く!」を体得しよう!
もちろん奥の深いことなのでここでは書き切れませんが、荒井式中心気功はそういう本当の「力を抜く」「構えない」ということを学ぶことが出来ると言う事で、そういう感覚が身についてきますと周囲との衝突はなくなってきますし、何事もスムーズに物事が進むようになってきます。健康にしろ仕事や人間関係にしろその人にとって必要なものがそろってきますし、また様々な気づきが得られ生活に充実感というものも出てきます。
そしてそのためにはやはり決意ですね。明確な意思を持ち自分がどうなりたいのか?何を知りたいのか?などをしっかり立てたうえで授業に参加されると成長は著しいものとなります。
現代人は何かとコンセントをたくさん突っ込みすぎてしまっていて自分の生命エネルギーを随分消耗、浪費してしまっています。そうなりますとやはり結果というものも出にくいし、体も疲れやすく、元気もなくなり、心にも余裕がなくなってきます。
軌跡を起こす力は潜在能力。潜在能力は「力を抜く」で開花します。
もし今回のブログを読んで何か思う所があるならばぜひ一度、「力の抜き方」を真剣に学ばれることをお勧めします。
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