先日、気功教室に通ってる生徒さんから「開脚でついにお腹が床に着きました!」というメールを頂きました。

彼女は名古屋の道場に来てから約6年になります。開脚ではなかなか苦戦していまして、その様子は私はもとより、一緒に通う仲間たちも知っていましたが、彼女の「開脚で床に丹田が着いた」は年末の名古屋道場のビッグニュースとなり、皆で喜んでいます。

荒井式中心気功では心身の気を通りやすくするために「導引体操」というものがあり、その中に開脚(足を180度近く大きく広げて前に倒れるストレッチのようなもの)がありますが、目標としては「最終的にお腹が床にぴたっと着くように」というものなんですね。

ですから、昔、ダンスやバレエ、体操なんかをやってた人なら当時を思い出す感覚で出来るようになる人はいらっしゃるのですが、40近くになって特に何もしていなく、運動不足の人がそう出来るようになるには、なかなか大変だったりする代物なんですね。

「息を吐きながら、緩めて」「痛いところに意識を向けていたわる」「固いと思わない、無理と決めつけない」・・・言葉にすれば簡単なことなんですけど、これを素直に実行できるのはなかなか難しい。人はどうしても、思い込みとか、イメージとか、固定観念が先走るし、自己流になりクセが抜けきれないものだからなんですね。

今まで出来なかったことが出来たと言う事はそこに何かが生まれたと言う事。それは変化であり、気付きであり、新しい意識、光、エネルギーのようなものと言えるでしょう。

ここから先が楽しみですね(笑。

気の世界は強引じゃダメなのですね。

気の世界は強引じゃダメなのですね。