子供に自分を見るようになると・・・。
お子さんを育てられる親御さんのお話しを聞きますと、たいてい「昔、自分が~~だったことがありましたので、そうなってほしくないという思いが強いです。」とか、「昔、私は~~に憧れていまして、あんな風になりたいな・・・なんて思ってましたので、子供にはぜひそうなってほしいと思っています。」と言う感じのことを言われるものです。
「子に託す」・・・そういう気持ちは親ならば誰しもが多少は持つものですね。 そしてまたお子さんによってはそういうことをすんなり受け入れてくれるお子さんもいますし、そうではない感じのお子さんもいらっしゃるわけですが、この時に「どういう距離感でそう思っていくのか?」というのが結構大事になります。
子供を問い詰めるだけでなく、自分に意識を向けてみる!
子供は基本的に真似をして成長していきます。特に身近にいる家族、親というものから受ける影響というのは大きいわけで、エネルギーの質もどこかしらコピーした感じのようになってきますが、そうなるとお子さんにイライラしたり、叱りたくなったり、ダメだししたくなるという時は、自分の内にもある同じ要素に対してそう思っている・・・という見方もできるのではと思います。
・「何ではっきり言わないんだ!」
・「何がしたいの?どうなりたいの?」
・「グズグズしないですぐにやりなさい!」
・「どうしてこんなこともできないの?」
・・・などなど、ついつい親なら言ってしまいたくなるセリフですが、自分の「それ」に対しても言っているとなったらどうでしょう・・・? 言い方や態度、顔付なんかもきっと変わってくるはずですよ。
・ハッキリ言わないなら、ハッキリ言えない事情を自分もどこかで感じたことがあるのではないでしょうか?
・何がしたいかわからない時は、そう指摘されるよりも具体的なアドバイスや方法を知りたくはなかったでしょうか?
・グズグズしたくなる時はどういう時だったですか?
・こんなこともできないの?と言われた時、「次はがんばろう!」と思う言われ方でしたか?悲しくみじめになるだけの言われ方でしたか?
子供の問題なのかもしれませんが、こういう時は自分にも意識を向け、「そうだよな」という一呼吸、間みたいなものを持てると良いですよ。
呼吸を通し「意識を向ける」というクセ付けをしていく!
気功というのは呼吸を通して意識を向けていくと言う事を行います。 人はほっておいて普通は息をしているものですが、普段からそこに意識を通わすと言う事はおそらくしていないと思いますし、「しよう」とした所でどのようにしたらそういう状態になっているのかわからないのではと思いますが、こういうものは正しくやるならば、やはり指導者がいて普段から練習していく必要があります。
そして何より「現場」ですね(笑。 実際にお子さんなり、他の人なんかでもいいのですがそういう場面に出くわすことがやはり一番良い経験になる訳で、そういう意味で毎日お子さんとのてんやわんやがあるならば、それだけよい経験が詰めるので恵まれてるとも言えると思います・・・(笑。
~つづく~